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部下の失敗にどう対応する?信頼される上司はここが違う!

失敗した部下をどう叱ればいいのかわからない​

下手なこと言えば嫌われて仕事がやりにくくなりそう​

失敗に対して叱らないと部下に舐められそう…

 

部下が失敗したときにどんな対応をすればいいのかわからないと、身動きが取れないですよね。

ただこれだけは言えます。

失敗した部下を叱る必要はまったくありません。

 

部下が失敗したときが「信頼」を得るチャンス!

 

今回は、信頼される上司は部下の失敗にどう対応するのか、考え方や捉え方の違いについて書いていきたいと思います。

部下の失敗がなぜチャンスになるのか

信頼される上司は、部下の失敗をチャンスだと思っています。

理由は2つ。

  1. 部下への対応しだいで信頼関係が築ける
  2. 部下の成長につなげることができる

 

ただし、このチャンスを活かすためには「器の大きさ」が大事です。

  • 「器がきい」→ 信頼できる
  • 「器が小さい」→ 信頼できない​

単純に部下からはこのように見えるからです。

 

「器が大きい」と言っても、ただ失敗した部下を許せばいいということではありません。​

 

それでは部下に甘いだけで、部下の成長を阻害する可能性があるからです。​

間違った対応をしないためにも、「器が大きい」の意味をはき違えないようにしましょう。​

 

部下に「器が大きい」と思われる対応​とは

器が大きい

まだ若いリーダーなら、「器が大きさが信頼につながる」と聞くと、

「自分はまだ若いし人生経験もない……」

「年配の方と比べると私なんてぜんぜん……」

・・・と思うかもしれませんね。

 

しかし、「このひと器が大きいなぁ」と部下に思われるためには、必ずしも器が大きい人物である必要はありません。

大事なのは、部下が失敗したときに、どのような対応をとればいいのかを知っていることです。

 

具体的には、

  1. どれだけ「多角的」にものごとを捉えれるか
  2. どれだけ「深く」事実を掘り下げられるか
  3. どれだけ「本質」に迫れるか

この3点はすごく大事です。

ただし、この3点を高いレベルで行うには思考の訓練が必要なので、ここでは詳しく書かないことにします。

 

それよりも、まずは以下の2点を実行すれば、「器が大きい」と思われるはずです。

  1. 問題の本質を掴むために「意識と事実」を分けて考える
  2. 部下の成長を促すために「原因と対策」を一緒に考える

それでは詳しく解説します。

 

部下の「意識」と「事実」を分けて考える

信頼される上司は部下が失敗しても、部下を叱ったりしません。​

なぜなら、失敗した部下の「仕事に対する意識の甘さ」を叱ったところで、問題を解決することにはつながらないからです。​

 

部下も人間なので、集中できない日もあるだろうし、気分が落ち込んで上の空の日もあるでしょう。

人間である以上、「意識」や「認識」を高い水準で持ち続けることはむずかしいんです。。。​

仮に、仕事に身が入らない精神状態のときでも失敗しないような、「仕組み」をつくることのほうが重要だと考えています。​

 

失敗という「事実」を掘り下げ、原因を追究し、同じ失敗を繰り返さないための環境を整える。

そのためにも、部下の「仕事に対する意識の甘さ」と「事実」は分けて考えないといけません。

 

この認識をもっているからこそ、信頼される上司は部下が失敗しても、叱ったりしないんです。

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部下と一緒に「原因」と「対策」を考える

questions

信頼される上司は、部下と一緒に原因と対策を考えます。​

なぜなら、失敗を部下が成長するチャンスだと捉えているいるからです。​

 

具体的にはどのようにするのかというと、​

「質問」をして、失敗の事実を掘り下げていきます。​

 

ここでいう質問とは、「問い詰める」という意味ではありません。

自分ひとりでは辿りつけない領域まで掘り下げていくための「サポート的な質問」です。​

 

自分ひとりで深く掘り下げていくのはかなり難易度が高いので、この「サポート的な質問」が重要なポイントになります。​

 

この質問によって部下は、

  1. 失敗につながる小さな要因に気づける
  2. 根本的な原因に辿りつける
  3. 効果的な対策を打つことができる

という問題解決のプロセスを学ぶことができるでしょう。

 

「そんな簡単に問題解決のプロセスは学べない!」

と思うかもしれませんが、とにかく体験させてあげることが大事です。

 

「こんな分析方法があるんだ!」

「意識に頼っていたから失敗を繰り返してたんだ!」

ということがわかっただけでもよしとしましょう。

 

ちなみに、

部下に問題解決を学ばせたいのであれば、まずは「なぜなぜ分析」からはじめればいいと思います。

書籍だと『なぜなぜ分析 実践編』が「入門書」として最適です。

管理者として、なぜなぜ分析の運用や定着化を進める方法を学ぶのであれば、『なぜなぜ分析 管理編』を読んでおくといいでしょう。

 

このように、部下の成長につながることを積極的にサポートすることで、部下からの信頼も厚くなっていきます。​

 

まとめ

今回は、信頼される上司は部下の失敗にどう対応するのか、について書きました。

 

簡単にまとめると、

信頼される上司は、部下の失敗をチャンスだと思っている。

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「器が大きい」と思われるには、

  1. 問題の本質を掴むために「意識と事実」を分けて考える
  2. 部下の成長を促すために「原因と対策」を一緒に考える

この点が大事です。

 

リーダーになったばかりだと、人を動かすことの難しさを痛感していると思います。

しかし間違った対応さえしなければ、そうそう信頼を失うことはないので、この記事が参考になればうれしいです。

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