部下への対応

なんでも聞いてくる部下に自分で考えさせるには?

なんでもかんでも聞いてくる部下っていますよね。

「何やこいつ、使えへんな~」

とイライラしていませんか?

 

今回は、なんでも聞いてくる部下に自分で考えさせる方法につて書いていきます。

これを知っているだけで、なんでもかんでも聞いてくる部下の行動を180°変えることができるはずです。

何でも聞いてくる心配性の部下への対策

「自分の判断で進めてもらってもいいよ」と判断の権限を渡しているにも関わらず質問してくるのは、「判断基準が明確じゃないから」です。

 

著書『部下に届く言葉がけの正解』ではこのように書いています。

× 部下の判断に任せる

○ 部下が判断しやすいように基準を与える

 

どこまで自分でやっていいのかの判断軸がない部下に、「自分の判断で進めてもらっていいよ」と言ってもなかなか変わりません。

部下からすると、「間違ったことをしたくない」と考えて質問してくるんです。

 

判断基準を明確にする

自分の判断で決断していくのは思っている以上に勇気のいることです。

なので、判断基準を明確にしていくことが重要。

 

「〇〇以外は自分で考えよう」

と、自分で考える範囲を明確にしておけば、ムダになんでもかんでも聞いてくることはなくなります。

 

判断基準を明確にする、まずはそれが必要です。

 

質問を投げかけて考えさせる

それでも部下が判断できなくて、「どうしたらいいですか?」と聞いてきたら、その場で教えずにまずはこう言いましょう。

 

「どうしたらいいと思う?」

 

部下からしたら、

「いやいや、どうしたらいいかわからへんから聞いてるんやん…」

と思うかもしれませんが、大事なのは、

 

「間違っててもいいから 自分の意見 を言ってもらうこと」です。

 

その上で、方向が間違っていれば修正していけばいいんです。

 

ポイントとしては、部下の意見を否定しないこと。

部下の意見が、自分の考えていることとまったくズレていたとしても、です。

 

「そうか、そう思ったんか」

「そんな考え方もあるな」

 

というように、まずは部下の意見を肯定します。

その上で、「私ならこうする」と自分の考えを伝えればいいんです。

 

なんでも聞いてくる部下には、「どうしたらいいと思う?」と問いかけ考えさせる。

その上で、判断基準を明確にしていくこと大切です。

 

ポイント

部下に考えさせる判断基準を与えよう。たとえ間違ったとしてもすぐに否定せず、部下が判断して行動したことには叱咤しない

 

ここまでは『部下に届く言葉がけの正解』を参考に大事なことをピックアップしました。

 

 

「そんなん優秀な人が集まる会社やからうまくいくんちゃうの?」

 

と思ったかもしれませんね。

次の章で、「実際に製造工場で働く人にこのやり方が通用するのか?」について書いていきます。

 

製造工場で何でも聞いてくる部下にはどうすればいい?

  • 実際に「製造工場」ではどうなんや?
  • そんなん優秀な人が集まる会社やからうまくいくんちゃうの?
  • 次元の低い現場でほんまに通用するんか?

という疑問があると思います。

 

まずは、なぜなんでも聞こうとするのかという部下の気持ちから把握していきましょう。

これを把握しないでテクニックだけ使っても、効果が少ないからです。

 

自分で考えず何でもすぐに聞こうとするのは、大きく3つの原因が考えられます。

  1. 聞いたほうが早いから
  2. 間違っていたら嫌だから
  3. 考えてもわからないから

この3つについて、解説していきたいと思います。

 

聞いたほうが早いから

聞いたほうが早いから聞くという人は、「スピード重視」の人が多いです。

早く仕事を終わらせて楽をしたい、もしくは、仕事を早くこなすことが「評価」につながると思っています。

なので、聞くことに何の躊躇もありません。

 

こういう部下には、評価基準を教えてあげる必要があります。

自分の仕事を早く終わらせるために聞く、という行為が「相手の時間を奪っている」ということまで頭が回っていません。

それがどういう評価につながるのかを教えてあげる。

大切なのは、早く仕事を終わらせることではありません。効率よく仕事を進めることです。

 

間違っていたら嫌だから

間違っていたら嫌だから・・・という人は、「失敗したくない」という思いが強い傾向にあります。

製造工場では、いまだに人の失敗を責める未熟なリーダーが多いのが現状です。

 

上司
「何勝手なことしとるねん! やる前に確認しにこんかい!」

というようなことを過去に言われたことがある、もしくは、誰かが言われているのを見たことがあるとか、

「大丈夫大丈夫」とか言いながら、内心ブチギレているのが顔に出てて怖かったとか・・・。

 

そういう現場では、「失敗したくない・・・怒られたくない」と思うのは当然のことです。

 

考えてもわからないから

考えてもわからない人はそのまんまで、考えてもなにも出てこない人ですね。

そもそも、「考え方そのものがわからない」という大きな問題があります。

こういう人にはまず「考え方」を叩き込むためにも、「どうしたらいいと思う?」と投げかけて考えさせることが有効です。

 

実際に製造現場で通用するのか・・・

結論から言うと、通用します!

実際に私も現場で実践している方法なので、効果があることは間違いありません。

 

何でもかんでも聞いてくる部下は多いです。

  • 自分で考えられない
  • 責任を持ちたくない
  • 聞いた方が早い

と理由はそれぞれですが、部下がどのパターンに該当していても有効です。

※聞いた方が早いと思ってる部下は、焦っている場合があるので、時間がかかってもいいという前提を入れておきましょう。

 

実際にやっていること

先にも書いたように、部下が聞いてきたときにこのような受け答えをします。

 

部下A
「これってどうすればいいんですか?」

上司
「どうすればいいと思う?」

 

自分はどう思うのかという意見を聞いてみて、おかしなことを言ったら修正してあげればOKです。

 

ポイントは、意見を否定しないこと。

仮に部下があきらかにおかしなことを言ってきたときは、このように言ってみてください。

 

「確かに、それも大事やな!」

 

これは、自分とは違うな、と思ったときに使うフレーズです。

あなたからしたら、どうでもいいようなことでも、部下にとったら大事だと思っているかもしれない。

そこを一旦受け止めてあげることで、こちらの意見も受け入れやすくなります。

 

ようは、「相手の価値観で考えてあげること」が大事だということです。

 

自分の正解が、国際ルールで定められた正解でも、なんでもないことを自覚するとどうだろう。

相手の価値観で考えれば、ほとんどのことは、「それも大事」になるのだ。

出典:『「口ぐせ」は仕事で最強の武器になる!』(伊庭 正康/ぱる出版)

 

その上で、

あくまで自分ならこうするという1つの考え方として伝えてあげる。

どういうやり方で行うかの選択は本人に任せればOKです。

 

実際にやらせたあとは、必ずフィードバックする

実際にやらせるのであれば、必ずフィードバックが必要です。

なぜなら、いくら理解できたと思っても、微妙に認識がズレていることが多いからです。

 

 

「どうやった? うまくいった?」

と聞いてあげる。

で、実際にやってみて思ったことや気づいたことを聞き、間違っていれば修正してあげればOK。

失敗する前に修正してあげることで、部下に成功体験を積ませることができます。

 

自分で考えて行動させるためには、「質問+フィードバック」がもっとも大事です。

 

まとめ

今回は、なんでも聞いてくる原因と、部下に自分で考えさせる方法について書きました。

 

まとめると、

なんでもかんでも聞いてくる部下は、

  1. 聞いたほうが早いから
  2. 間違っていたら嫌だから
  3. 考えてもわからないから

という特性を理解した上で、

  • 判断基準を明確にする
  • 質問を投げかけて考えさせる

この2つが大事です。

以上

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