部下への対応

部下が指示した通りに動いてくれない理由はこれだった!?

「言うことを聞かない部下ばかり…」

「俺ってついてないなぁ…」

 

あなたの部下が言うことを聞かないのは、部下の思考チャンスをあなたが奪っているからかもしれません。​

それも、自分ではまったく気づかないレベルで。。。

「反抗ばかりする部下をもって最悪・・・」ではなく、ちょっと視点を変えてみてください。

  • 部下が何を望んでいるのか
  • 何を奪われたくないと思っているのか

これさえわかれば、意外とすんなり部下は動いてくれます。

 

この記事では、

  1. 部下が指示した通りに動いてくれない理由
  2. 部下に嫌な顔をされずに動いてもらうには​

この2点について、詳しく解説していきます。

部下が指示した通りに動いてくれない理由

部下にやってほしいことをお願いしただけなのに、イヤな顔されたり反抗的な態度をとられる・・・。

よくある話ですよね(笑)。

これは、相手がめんどくさいやつだから・・・ではありません。​

​理由はただひとつ、「手段」を指定しているからです。​

 

どういうことか、​​製造現場を例に出して説明します。​

上司:​(最近、出荷前検査で不具合がよく見つかる。これは製造ラインでのチェックが甘くなっているからや。​​不具合を抑えるためには、製造ラインの目視チェックを厳しくする必要があるなぁ。​厳しくチェックできる部下に入ってもらえば不具合も減るはず。よし、お願いしてみよう​。)

​上司が部下へ検査してほしいとお願いする。​

上司
こうこうこういう理由で検査に入ってほしいねん。厳しくチェックして見落としがないようにしてもらえへんやろか。ごめんやけど、頼むわ

 

​↑これを聞いてどう思います?​ 「​・・・いや、普通やん!」って思いましたか?​

​実はこれ、問題を解決するための「手段」を指定して部下にお願いしています。​

 

​目的 ⇒「不具合を抑えたい」

手段 ⇒「厳しくチェックして見落としがないようにする」

 

「不具合を抑えたい」という目的を達成するための「手段」は何通りも考えられます。にもかかわらず、上司が勝手に手段を考えて指定しちゃってるわけです。

「いやいや、それでも普通やん・・・」って思いましたか?

そうです。これがよくいる普通の上司の思考です。

 

手段を指定する=思考する機会を奪うこと

手段を指定するということは、「部下の思考する機会を奪うこと」と同じです。​

​なぜなら、手段を指定し実行させるというのは、ただ何も考えずに労働させることと同じだからです。​

 

​​先ほどの例でいうと、​

​目的 ⇒「不具合を抑えたい」​

​手段 ⇒「検査員に厳しくチェックしてもらう」​

​ということでした。​

 

​​「不具合を抑える」という目的に対して、上司が自分の頭で「手段」を考えてしまっていることが大きな問題です。​

​目の前にやることをポンと投げられて、何も言わず、何も考えずに言われた通りのことをやるだけで満足するような部下なら問題ありません。​

​いわゆる根っからの奴隷労働者タイプですね。​

 

​そういう部下ではなく、仕事に対して「やりがいを感じたい!」と思っている部下は、「手段」を指定されるとモチベーションがガクッと下がります(なんならムカつきます)。

なぜなら、働いていてもっともストレスが溜まるのは、「人から言われたことをただやるだけ」という状態だからです。

そもそも上司は、どんな基準で何を参考にしてその手段を考えたのでしょうか。​

 

枠に嵌められると反発する

無数に選択肢があるにも関わらず、「自分の物差し」だけですべてを判断し、出した答えがこの「手段」なわけです。​

​それがどれほど小さな枠組みの中で考えられたものなのか、客観的に見ればわかると思います。​

 

​宇宙にはいくらでも手段があるのに、小惑星の中で手段を考えていいるようなものです。

 

人は何かを決めるときに、自分の知識を頼りに判断します。

いわゆる、自分の物差しで判断することです。

 

無知な人ほど、自分の物差しでしかものを見ることができません。

なぜなら、自分が見ている世界がすべてだと思っているからです。ようするに「知らないことを知らない状態」です。

あなたがそんな無知な上司ではないにしろ、部下から見たらそう見えているのかもしれません。

狭い世界の小さな枠組みの中に放り込まれ、ただ労働させられる恐怖を感じているからこそ、言われた通りに動きたくないと思ってしまうんです。

 

ただ、部下はこのことを明確に頭でわかっているわけではありません。

なんとなく「この人に言われた通りに動くのがイヤだなぁ」というレベルです。

でも、イヤなものはイヤなので、自然とイヤな顔が出てしまったり反抗的な態度をとってしまったりするんですね。

 

部下に嫌な顔をされずに動いてもらうには​

部下に嫌な顔されずに動いてもらうのは簡単です。

  1. 目的を共有する
  2. 意見を求める

この 2ステップを踏むだけでOKです。

 

まずは「目的を共有する」ことからはじめます。

なぜなら、「目的を達成すること」←これが望んでいることだからです。

目的さえ達成できれば、手段なんて何でもいいはず。

最適な手段を考えていくためにも、まずは目的を共有することが大事です。

 

次に大事なのが「部下に意見を求める」こと。

目的を共有したのであれば、部下にもいろんな案が浮かんでいるはずです。

「あーしたほうがいいんじゃないか、こうしたほうがいいんじゃないか……」

その意見を聞いてあげることが重要です。

部下の意見を聞くということは、自分の考えを尊重し頼ってくれているという安心感につながるからです。

 

「部下に意見を求めても、まともな意見が返ってこない……」

ということも考えられます。

それはそれで問題ありません。なぜなら、部下に意見を求めるという行為自体が大切だからです。

仮に、部下に意見を求めたはいいが、まったく見当違いの意見しか出なかったとしても、部下が「一度は考えてみた」という事実があるので、上司の考えた手段を受け入れやすくなります。

なので、目的を共有して手段を一緒に考えていくというスタンスをとっていけば、部下にイヤな顔をされることなく動いてもらえる可能性がぐんと高まりますよ。

 

まとめ

今回は、部下が指示した通りに動いてくれない理由について書きました。

  • 部下がイヤな顔をするのは手段を指定しているから
  • 手段を指定するのは思考する機会を奪うのと同じ
  • 一緒に手段を考える機会をつくれば納得してくれる

 

目的を達成するためには、部下に動いてもらうしかありません。

イヤイヤ動いてもらうのか、納得したうえで動いてもらうのか、後者のほうがパフォーマンスが上なのかは明確ですよね。

もしかしたら、さらにいいアイデアが浮かんで提案してくれるかもしれません。

 

部下をただ動かすだけじゃなく、部下の能力を最大限まで引き出せる上司として、あなたの評価も上がるはずですよ。

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