人望を得るためにいろいろ気をつかってるのに、逆に誰も寄り付かなくなっている
・・・という恐ろしい状態になっていませんか?
でもまぁそれは当然の結果ですね。
なぜなら、部下が寄り付かないのは、人望を得るために必要な行動ができていないからです。
「いやいや、人望を得るためにめちゃくちゃ気を使ってますよ!」
という反論がありそうですが、まさしくそこが問題なんです。
今回は、人望がない上司の特徴と、人望が集まる人と人望を失う人の違いについて、詳しく書いていきたいと思います。
言葉を選ばずに書いているので、もし読んでいて気分が悪くなるようでしたら、ページを閉じてください。
人望がない上司の特徴
人望というのは、得ようとすればするほど、逆に人望を失います。
なぜなら、「人望を得たい!」という下心がある言動は、なんとなく相手に伝わってしまうからです。
たとえば、
「いつもは指示ばかりしてしまうから、人望を得るためには部下の意見も聞いてあげなきゃ…」
と思い、部下の考えや意見を聞くとしましょう。
ここで問題が発生します。
部下の意見を聞く目的が「人望を得るため」なので、部下の意見を「聞くだけ」になってしまうんですね。
なせなら、
「聞く」という行為をしているだけで、意見を取り入れる気がない…からです。
これがモロに部下に伝わってしまい、
「意見を取り入れる気ないんやったら最初から聞くなや!」
「意見を求められても形だけやったらムカつくだけじゃ!」
というように、人望を得るどころか、人望を失うことになるわけです。
人望がない上司は3つの勘違いをしている
人望がない上司は、
- 部下のために動いてあげないといけない
- 部下に優しくしなければいけない
- 部下を褒めなければいけない
という勘違いをしています。
これを見て、何か気づきませんか?
それは、
「~しなければいけない」という思い込みが強いということです。
この考え方はすごく危険!
「部下のために~」というより、結果的に部下の成長につながるように考えて動くことが重要だからです。
たとえば、
- 部下の要望を何でも聞いてあげたり
- 叱らないといけない場面でも叱らなかったり
- 何でもかんでも部下を褒めまくったり
このようにしていると、部下にとって「都合のいい上司」にしかなりません。
「都合のいい上司」ってなんか頼りない響きですよね。。。
そんな、頼りないうえに勘違いしている人に人望が集まるはずありません。
人望を集める上司の考え方
人望を集める人は、人望を得たいという欲求よりも、仕事に情熱を燃やしています。
考え方のベースはこうです。
- 会社にとってどうなのか
- 自分たちの職場にとってどうなのか
- 全体に良い影響を与えることができるのか
このように、
自分たちを取り巻く環境が、より良い方向へ向かうためには何をすればいいのか?
ということを常に考えています。
そのベースがあるからこそ、部下に優しくできたり、時には厳しく叱ったりしても、感謝されるということが起きるんです。
その考え方と、より良い未来を目指すそのエネルギーに人は惹かれるんですね。
- 人望を得る人は「未来」を見ている
- 人望を得ない人は「目先の損得」しか見ていない
この差がかなり大きいです。
人望を集める人は、人望を得ようなんてしません。
しかし結果的に人望を得ることになるのは、みんなにとってより良い未来を目指しているからなんです。
まとめ
今回は、人望がない上司の特徴と、人望を集める上司の考え方について書いてきました。
簡単にまとめると、
- 「人望を得たい!」という下心があれば人望を失う
- 人望がない上司は「~しなければいけない」という思い込みが強い
- 人望がある上司は、みんなにとってより良い未来を目指している
ということです。
人望を得るためには、人望を得ようとしてはいけない、というのは鉄則です。
まずは信頼される上司になりましょう。
信頼がないと人望も集まらないですから。
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