- 職場の雰囲気が悪い
- 小さな派閥ができている
- 不平不満の愚痴が多い
- 言われたこと以外やらない
- やる気のあるやつを潰そうとする
上司と部下のコミュニケーションが不足している職場の特徴です。
「コミュニケーション不足だけで、こんな状況になる?」
と思うかもしれませんが、小さなヒビがいずれが崩壊につながる可能性は大です。
そこで今回は、上司と部下のコミュニケーション不足が、なぜミスの多い職場をつくるのか、どんな影響があるのかなどを詳しく書きたいと思います。
コミュニケーション不足が「ミスの多い職場」をつくる!
上司と部下のコミュニケーション不足は、ミスが多発する職場をつくります。
なぜなら、上司と部下の間にできる「認識ギャップ」を修正できないからです。
たとえば、上司が部下に仕事を依頼するとします。
上司は、
「この程度の仕事なら、これぐらい説明すれば伝わるやろ」
と思っているので、100ある中の70しか説明しない。
70の説明を聞いて部下は、
「はい、わかりました!」
と言う。。。
ここで、30のズレが発生していますよね。
これが「認識ギャップ」につながります。
認識ギャップとは
情報の出し手の意図と受け手の理解のされ方が異なってしまうことをいいます。
もし認識がズレていたとしても、定期的にコミュニケーションをとっていればズレた認識を修正できたはず。
しかしそれをしなかった。。。
その結果、仕事のミスにつながり、お互いがイヤな思いをすることになるんです。
依頼した上司は、
と部下のミスを責める。
一方で部下は、
と、上司に対して苛立ち、「こいつマジ嫌い!」ってなります。
その結果、
- さらにコミュニケーションを取らない
↓ - さらにミスも増える
↓ - お互いの嫌悪感が増幅する
という悪循環に突入するんです。
コミユニケーション不足が原因で何が起こる?
コミュニケーション不足が原因で起こることは大きく3つあります。
- 仕事の効率・質が悪くなる
- 職場の人間関係が悪くなる
- 人の入れ替わりが激しくなる
仕事の効率・質が悪くなる
先にも書きましたが、コミュニケーション不足が原因で「仕事のミス」が多くなります。
認識のズレを修正できないまま、仕事を進めてしまうからです。
このままだと認識ギャップによるミスが減ることはないので、仕事の効率は下がりっぱなし。。。
その結果、
- 無駄な仕事が増える
↓ - 集中力が低下する
↓ - 仕事の質が下がる
という悪循環になってしまうんです。
職場の人間関係が悪くなる
無駄な仕事が増えれば、まわりの人にも迷惑をかけることになります。
表面的には、
「ぜんぜん大丈夫やで~(^^)」
とか言いつつ、心の中では、
「仕事増やしやがってこのボケ~( ゚Д゚)」
と思っている人も多いでしょう。
こういうのって一回だけなら「しょうがないなぁ…」で済むんですが、二回三回と続くとさすがに、「ええ加減にせえよ!」と思うようになってきます。
忙しい職場ならなおさら。
「忙しいのに仕事増やすなよ・・・」
これが本音です。
このムカつく感情がどんどん大きくなり、良好な人間関係にヒビが入ることになるんです。
人の入れ替わりが激しくなる
仕事のミスが多くなり、人間関係も悪くなります。
上司は部下を信用しなくなりプレッシャーを与える。
部下は上司を信頼しなくなるので言うことを素直に聞かなくなる。
しだいに仕事への愚痴や文句が多くなり、職場に険悪な空気が流れる。
その中でも頑張る人はいるでしょう。
しかし、同調圧力がかかり、頑張る人の足を引っ張るようになります。
頑張りたいのに頑張れない人は、そんな雰囲気が耐えられなくなり、仕事を辞めていく。
で、人が足りなくなって新しく人を入れる・・・その繰り返しになります。
このように、やりがいのない職場には人が定着しなくなります。
優秀な人ほど、この雰囲気が耐えられなくなり辞めていく。
で、残るのは・・・。
コミユニケーションが不足している職場の行く末は・・・
コミュニケーション不足のままでは、分かり合えることはありません。
「仕事が忙しい」とか、「時間がとれない」とかそんなの関係ない。
負の連鎖を断ち切るためには、コミュニケーションを取り、認識のギャップを無くし、信頼関係を築いていくしかないんです。
じゃないと、
- 職場に活気がなくなり空気が重くなる
- 目に生気がなくなる
- 「やる気は禁止」という同調圧力がかかる
- 足の引っ張り合いをする
- 仲間が困っていても助けない
- 頑張るだけムダな雰囲気が漂う
- 表面的な付き合いしかしない
- 小さな派閥同士でけなし合う
- やることなすこと文句を言う
- 他人の人格すらも否定する
- 心に余裕がなくなりどうでもよくなる
- 離職率が高くなる
このような職場になるかもしれませんよ。