この記事は、尊敬されるリーダーになることを目指している人が、参考にできるように書いています。
上司として、一生懸命頑張っているのに、部下に陰口を言われまくるのは辛いですよね。
陰口を言われないようにするためには、部下のことを理解する努力をし、「信頼関係」を築くことが大事。
そういわれても、いきなり信頼関係を築くのはムリです。
これはコツコツ積み重ねていくしかありません。
それよりもまずは、
信頼されない上司の特徴を押さえておくほうが先決です。
- 部下に対してどんな「態度をとっている」のか
- どんなことを「言っている」のか
- そしてどんなことを「思われている」のか
つまり、「失敗の本質」を知るということです。
上司として失敗している人の特徴がわかれば、同じ過ちを犯さずに済むので、あなたが理想とする上司に近づけるはずです。
今回は、部下に陰口を言われまくる嫌われ上司の特徴について、詳しく書いていきたいと思います。
部下に陰口を言われまくる嫌われ上司の特徴
自分のことしか考えていない
当然のごとく、自己中です。
「みんなのためになればいいと思ってる」
「もっと雰囲気の良い職場をつくりたい」
口ではいいことばかり言ってるけど、内心は自分の評価のことだけしか考えていません。
まぁだいたい言っていることとやっていることが違うので、いくら部下の前でいい顔してもすぐにバレます。
部下を将棋の駒のように扱う
部下を一人の人間としてではなく、「道具」として見ています。
なので、自分の立てた戦略通りに、どの駒をどこに配置してどう動かすか、みたいな感じで部下を動かそうとします。
戦国時代で言うところの「軍師」は自分で、部下は「兵隊」という感じです。
で、自分が期待している働きができなかった部下のことを、「こいつは使えない」というレッテルを貼ります。
自分は「先生」、部下は「生徒」
上司である以上、部下を教育するのも仕事のうち。
しかし、上司になったからといって「先生」もしくは「講師」のような存在になれるわけではありません。
こんなこと言わなくてもわかるはずなんですが、役職がついたとたん、なぜか勘違いする人が非常に多いです。
中途半端な知識で教育するのは、なんの知識もない親が、子供に間違った知識を教えるのと同じぐらい危険なこと。
教えられる側は、違和感しか感じません。
だって、人に教えるための勉強をしてこなかった人がいきなり先生ヅラして教えるんですから。。。
そりゃあ、陰口言われますよ(笑)。
自分は優れていると本気で勘違いしている
役職がついた途端、実力以上の能力が手に入ったような錯覚に陥り、急に張り切りだす人が多いです。
立場が上になったということは、役割が変わるだけ。単純にいえばそれだけです。
そこを勘違いしているので、部下からは「なに張りきっちゃってんの? ウザイ」というふうに思われるんです。
「意見を聞かせて」と言いながら聞く気がない
「コミユニケーションを活性化させよう!」
という会社の方針し従い、部下の話を聞こうとするんですが、逆に、「傾聴力」がない人は「不信感」を与えます。
「意見を聞かせて」と言いながら、自分の中で答え(正解)が決まっている場合がほとんどです。
これはもっとも最悪なパターンで、部下の意見にはまったく興味がなく、自分が思う答えに合うかどうかだけを聞いています。
部下への要求は高いくせに自分はできない
自分はできないくせに、部下にはレベルの高い仕事を求めています。
たとえば、「これはさすがに難しいです」と正直に言っても、「仕事やねんから無理とか言ったらあかん!」というパワハラまがいのプレッシャーを与える。
「じゃあ見本を見せてください」っていうと、だいたいできません。
で、「これ難しいなぁ、ははははは」と笑ってごまかすという。
「自分に甘く、他人に厳しい」
まさにこのタイプです。
仕事を頼んだ相手を把握していない
仕事の管理が適当なので、誰に何を頼んだのかを把握していません。
「AとBの時間を測定して比較したいんやけど、頼んでもええかな?」
と言われて準備を進めていると、自分の他にも数名、同じように頼まれた人がいるとか。
頼まれた方は、せっかく準備したのにやり損みたいな気分になってしまいます。
自分の価値観を部下に押し付ける
個人を尊重するという概念がない上司の特徴です。
このタイプの人は平気で部下に自分の価値観を押し付けます。
- 自分の価値観がすべて
- 自分の価値観が正解
だから何も考えずに言われたとおりにやれよ!
というパワハラまがいの圧力をかけることで、部下からは「押し付けがましいサイコパス上司」扱いされます。
ムダにやることを増やす
ムダにやることを増やすのは、小心者である証拠。
やることを減らすには「決断力」が必要です。
決断力とは、断わることを決める力。
小心者の上司にとって、「断わる」という行為は恐怖でしかありません。
「いつか必要になるかもしれない」と思って、不要なものが捨てられない人と同じ心理です。
主観的な意見しか言えない
主観的な意見しか言えない上司は、客観的にものごとを見ることができません。
- 主観的:自分だけが納得できる意見
- 客観的:誰もが納得できる事実
主観的な意見を押し付けられても、納得できるはずもありませんよね。
で、上司に説明を求めたらいきなりスイッチが入り、逆ギレしだすという最悪なパターンが多々あります。
話が長い、疲れさせる
情報を伝えることで部下にどう動いてほしいのか、何のためのその情報を伝えなければいけないのか、ということをまったく考えていません。
なので、すべて伝えようとするため、ムダに話が長くなります。
学校の校長先生みたいなもんです。
なにが大事なのかもわからないし、そもそも最初の方の話なんて誰も覚えていないんです。
そんな話、必要ですか?(笑)。
自己満のためにムダに長い話をする上司は、部下にKYだと思われています。
取捨選択ができない
仕事を「取捨選択する」という概念がありません。
仕事という名のついたものは、すべてしないといけない。
そもそもその仕事がなんのための存在しているのかということは一切考えることなく、
「仕事やねんからしょうがない・・・そやろ?」
というある意味、奴隷のような考え方をしています。
不安を煽る
悪い情報ばかり伝えて不安を煽り、部下を動かそうとします。
このままやと、ルールがもっと厳しくなって自分たちがしんどくなる。とか、
部下は部下なりに頑張っていたとしても、
「頑張りとかそんなんぜんぜん意味がない、今これだけ足りてないんやから、そこをどうにかしろ!」
という、冷酷なことを平気で言います。
悪口を言う
とにかく、関わる人すべての人の悪口を言います。
悪口というか、人の欠点や失敗をピンポイントでつつく感じですね。
自分のほうが優秀であるというアピールをするために、常に人のアラ探しをしています。
基本的に人の意見は否定する
なにを言っても必ず、「いや」とか「違う違う」という否定から入ります。
部下の言うことはすべて却下!で、自分の要望だけは押し付けてきます。
「仕事やねんからしょうがないやん」
「いくら金がかかると思ってるん?」
「そんなんムリに決まってるやん!」
人の意見には常にダメ出しをします。
人を見下す
立場が上やから人間としてもお前らより優れていると言わんばかりに、部下のことを見下した態度をとります。
「お前ら自分のことだけやればええから楽でええなぁ」
「管理職はマネジメントもせなあかんから頭使うわ~」
ということを、心の中だけで思っていればいいんですが、平気で言うツワモノもいます。
見下された部下が、どんな気持ちになるのかを考えることができないぐらい、共感能力が欠如している証拠です。
やってあげている
「お前らのためにやってあげてるねん!」
「俺が根回ししてるから、今の環境があるんやで!」
「感謝せえよ!」
というように、自分がやったことをアピールして、恩を売り、見返りを求めます。
その人の頭には「損得勘定」しかなく、「自分がいかに得をできるか」だけを考えています。
部下に思われてること
裏がありそう
性格が悪く、人を将棋の駒のようにしか思っていないことは、いくら隠してもバレています。
なので、急に優しい言葉をかけたり、いつもはしないような手伝いをしたりすると、
「何か企んでるんじゃないか・・・?」
と部下は身構え、警戒心が強くなります。
どうせ口だけやろ
「よし、わかった」といって行動しない、忘れる、後回しにする、そんな上司は、「口だけでなにもできない上司」と思われています。
「わかった」と言って行動に移さない人のことを信頼できるはずもないので、不信感はどんどん募ります。
どうせ口だけで動いてくれないのなら、「言うだけムダじゃね?」ということになり、上司になにも言わなくなる原因のひとつでもあります。
こいつのことは信用できひん
部下は、上司の「言っていること」と「やっていること」がズレていることを見逃しません。
仮にはっきり違いがわからなくても、「・・・ん?」とか「・・・あれ?」という違和感は感じています。
上司の中で、こうするべきという「タテマエ」と、こうありたいという「本音」が一貫していないことが原因です。
まとめ
今回は、部下に陰口を言われまくる嫌われ上司の特徴について書きました。
陰口を言われまくっている上司は基本的に、自己中で共感能力が欠如している人が多いです。
逆に言うと、利他的で部下のことを理解しようとする上司は信頼されるということです。
嫌われる上司の特徴を参考にして、尊敬されるリーダーを目指してください。