KAZU
19歳でプラント工事の現場へ。
25歳から溶接職人を経て、製造業で28年。
現場を知ったうえで、人材育成の講師として、
研修・OJT・技術継承の3軸で
「現場で本当に使える教育」を研究・設計しています。
OJT・研修・技術継承を、現場で使える教育に
「指示した通りに動いてくれない」 「さっき『分かりました』って言ったのに……」 製造現場で外国人作業者に仕事を教える立場になると、こうした壁にぶつかることが本当に多いと思います。 作業の終わり方、品質の見方、異常があったときに止める位置、報告のタイミング、そして次に取るべき動き。 自分たちからすれば、見れば分かる」「いつも通りやればいい」と思うようなことでも、いざ現場を見るとまったく違う動きをしている。 それでヒヤリとしたり、手戻りが発生したりする。 「やっぱり日本語がまだ下手だから伝わらないか…」「もっ ...
「トーチの角度はこう。突き出し長さはこのくらいで、狙い位置はここだ!」 若手に何度も説明し、目の前で見本も見せている。若手もその場では「わかりました」と返事をする。 それなのに、次の日に練習を見に行くと、昨日と同じところがズレている。 何度言っても角度が直らない、狙い位置が定まらない……。 そんなとき、教える側としてはつい「こいつセンスがないな」「溶接に向いていないんじゃないか」と考えてしまいがちです。 もちろん、手先の器用さや飲み込みの早さには個人差があります。 しかし、教育の現場で「センス」という言葉 ...
外観は整っているのに、検査で溶け込み不良や内部欠陥が出る。若手に何を直させるべきか、検査結果を操作条件と失敗テストピースに結び直して教える方法を整理します。
「トーチ角度が悪い!」 「狙いがズレてる!」 そう何回も言っているのに、同じ欠陥が出る。 教える側として、いちばんしんどいのはここです。 欠陥の名前は分かる。一般的な原因もたぶん説明できる。それでも、目の前の若手に「何を見せて、どの動きを直させればいいのか」がはっきりしない。 この記事は、その一点に絞ります。 溶接欠陥は偶然入るのではなく、たいていは、角度・狙い位置・進行角度・クレーター処理といった「操作」がズレた結果として出ています。 だから直すのは、本人のセンスでも、性格でも、根性でもなく「操作」です ...
部下が改善提案を攻撃と受け取るのは、わがままだからとは限りません。自分のやりやすさと教える基準が混ざると、作業の話が自己防衛に変わります。混ざった話のほどき方と線の引き方を整理します。
仕事が早い人がいるのに若手が育たない現場では、無言の圧が焦りやミスを増やしている場合があります。速さを責めず、チームの力に変える考え方を整理します。
要領が悪い若手をどう指導すればいいか悩む場面では、優先順位がどこで崩れているかを見る視点が役立ちます。目の前の用事に飛びつく理由と、一回止めて見比べる声かけを整理します。
仕事ができる人をOJT担当者にするだけでは、教え方は自己流になりがちです。任命前に会社が渡す到達点、順番、見本、観察項目、フィードバックを整理し、新人教育の丸投げを防ぎます。
ベテランに技術を聞いても「慣れ」「感覚」で終わる理由は、質問の順番にあります。職人の価値を守りながら判断基準を引き出す聞き方を整理します。
努力しているのに伸びない若手を、努力不足で片付けない。できる範囲、失敗パターン内の微調整、ストレッチ領域という3領域フレームで、教育者の介入点を整理します。