あなたは部下に信用されていますか?
- あなたが言うことをまったく信用していない
- アドバイス通りにしたくない感じが見える
- アドバイスしても疑いの目で見てくる
部下がこのような態度を示しているのなら、あなたが過去にしたアドバイスに原因があるかもしれません。
あなたに原因があるのではなく、あなたのすばらしいアドバイスを「糞アドバイス」にしてしまう部下に原因があります。
あなたは部下が、どんな次元でものごと判断しているのか把握していますか?
今回は、部下に信用されない理由について、掘り下げていきたいと思います。
部下に信用されない理由は、過去にしたアドバイスが原因?
信用されないのは、過去に、部下の対して行ったアドバイスが原因かもしれません。
的確なアドバイスをしたにも関わらず・・・です。
アインシュタインの名言にこんな言葉があります。
「いかなる問題も、それが発生したのと同じ次元で解決することはできない」
これは、問題が起こっているのと同じレベルで考えても問題の本質は見えず、解決策が見いだせないということです。
何が言いたいのかというと、部下はあなたのアドバイスを自分の知識レベル(次元)で受け取り、間違った解釈をし、間違った行動をとった結果、解決できなかった。
それを、あなたが「わけのわからないことを言ってきたせいで解決できなかった」と思っている可能性があります。
【衝撃】部下の目に映るあなたは「うさんくさい人」
部下から見たあなたは、わけのわからないことをやらせる「うさんくさい人」に見えているかもしれません。
どんなにすばらしいアドバイスをしたとしても、まったく理解できない。しかも、アドバイス通りにできないのは自分のせいだとはこれっぽっちも思っていないからです。
言われたことのほんの一部分だけを切り取り、自分の都合のいいように行動したらできないのは当たり前の話。
でもそのことにはまったく気づかないし、自分の解釈の仕方が間違えているなんてこれっぽっちも思っていません。
すべてあなたのせい。。。
あなたがしたアドバイスの本質を理解できない、しようとしない部下は、このように思っている可能性があります。
すばらしいアドバイスを糞アドバイスに変換する部下の特徴
すばらしいアドバイスをまったく理解できず、糞アドバイスとして認識してしまう部下の特徴は以下の通りです。
- すぐにわかったふりをする
- 質問をしてこない
- 説明を最後まで聞かない
- 手順書を渡しても、サッと目を通すだけで放置する
すぐにわかったふりをする
こういう部下は、ぜんぜんわかってないくせに、すぐにわかったふりをします。
「あーそういうことね、わかりますわかります」
「あんたの言いたいことはすぐわかるよ、オレ優秀やから」
といわんばかりの勢いでわかったふりをします。
こういう部下は、自分が知っていることがすべてなので、自分の物差しですべてを測り、すべて理解したつもりになってしまいます。
で、間違った解釈をしたまま行動し、うまくいかない……。
「アドバイス通りにやってもうまくいかへんやん! よくまぁこんな糞アドバイスしてきたなぁ」
このように、歪んだ認識をされてしまいます。
質問をしてこない
すぐわかったつもりになるので、質問しようがありません。
アドバイスをきちんと理解してから動こうと思っているのなら、ちょっとでも疑問があると不安になるはずです。
でもこんな部下は一切不安になりません。なぜなら、理解したつもりになっているから。。。
まったく質問してこない部下は要注意。
説明を最後まで聞かない
これも、すぐにわかったつもりになることが原因です。
そもそも、人の話を最後まで聞かない、人の話を理解しようとしない、理解できない人間であることが根本的な原因ですけどね。
手順書を渡してもサッと目を通すだけで放置する
わかりやすい手順書をつくって渡しても、それをじっくり見ようとしません。
作業をしながらすぐ確認できる位置に置いておくならまだしも、「もう必要ない」といわんばかりに、なんならゴミ箱に捨てるぐらいの勢いで放置します。
なので、手順書を確認すればわかることでもわからないまま仕事を進めます。
間違った解釈まま進めればうまくいくはずもないので、ほとんどが失敗します。
で、失敗したのは「手順書をつくったあなたのせいだ」となってしまうんです。
部下にとって、「理解できないアドバイス」をしてくる上司の言葉は雑音でしかないんです。
なので、そんな部下に「糞アドバイス」扱いされないためにも、徹底的に理解するまで細かく指導することを心がけてください。
もしくは、そんな部下にあなたの貴重なエネルギーを使わないことが大事です。
まとめ
今回は、部下に信用されない理由について書きました。
あなたのすばらしいアドバイスを、糞アドバイスに変えてしまう部下に信用してもらうのは至難の業です。
今の状態では何を言っても理解されないので、徐々に部下の視座を上げていって、意識を変えさせることが大事ですね。