KAZU
現場で見えにくい価値や判断基準を、言葉と行動に変える人。
プラント工事の現場から、製造業の溶接職人を経て、現在は人材育成の講師として、教育カリキュラム・研修・OJT・技術継承に関わる仕事をしています。
やりたいのは、単に作業手順を教えることではありません。
- なぜ、それを見るのか
- 何を根拠に、良い・悪いを判断しているのか
- どの言葉を渡せば、相手の見え方が変わるのか
- どうすれば、理解だけで終わらず行動が変わるのか
そうした見えにくい判断基準を言葉にし、本人の認識が変わり、次の行動が変わるきっかけを設計すること。
それが、私が現場教育で大切にしていることです。
キャリア
19〜25歳:プラント工事で全国を飛び回る
19歳でプラント工事の現場に入り、機械据付や配管工事に関わりました。
全国の現場を回り、体ひとつで飛び込み、先輩のやり方を見て、自分で覚えていく日々でした。
ここで身に染みたのは、現場の厳しさだけではありません。
「見て覚えろ」の世界には、たしかに強さがあります。しかし同時に、何を見ればいいのか、なぜそう判断するのかが言葉になっていないと、学ぶ側は遠回りするしかないという限界もありました。
25〜42歳:製造業の生産職場
25歳からは、製造業の現場で溶接職人として働きました。
半自動溶接、TIG溶接、アーク溶接。
自分で技術を磨くことと、後輩や若手に教えることの両方を経験してきました。
その中で強く感じたのは、現場の判断の多くが「センス」「勘」「経験」で片づけられていることです。
本当は、そこには理由があります。
- どこを見るか
- どの変化に気づくか
- どの順番で考えるか
- 何を見たら、次にどう動くか
でも、それが言葉になっていなければ、教える側も「見て覚えろ」と言うしかなくなります。
学ぶ側も、自分が何をわかっていないのかがわからないままに…。
私はそこに、ずっと違和感がありました。
現在:人材育成講師として
溶接を引退してから5年以上、教育活動を始めて3年。
現在は、製造業の人材育成講師として研修・OJTの現場に立ちながら、「現場で本当に使える教育とは何か」を研究・設計しています。
教育で大事なのは、知識を渡すことだけではありません。
- 相手が何を見ているのか
- どこで止まっているのか
- どの角度から見せれば、認識が変わるのか
- どんな言葉をかければ、次の行動が変わるのか
そこまで考えて、初めて教育は機能します。
人が変わるときは、ただ説明されたから変わるのではありません。
見え方が変わり、意味づけが変わり、自分の中で「そういうことか」とつながったときに、行動が変わります。
私は、そのきっかけを意図して設計することに価値があると考えています。
このサイトでやりたいこと
「見て覚えろ」を、若手が育つ教育に変える!
現場には、本当は価値があるのに、言葉になっていないものがたくさんあります。
- 職人の判断基準
- ベテランの見ているポイント
- 教える人が無意識に渡している声かけ
- 若手が変わるきっかけになった一言
- 現場でしか見えない違和感や勘所
こうしたものは、見えないままだと評価されません。
本人の行動が変わっても、誰がどんな意図でそのきっかけを渡したのかは、ほとんど気づかれないまま流れていきます。
でも実際には、教育には設計があります。
- どの角度から見せるか
- どの言葉を先に渡すか
- 何に気づかせるか
- どこまで分解すれば理解できるか
- どうすれば、相手の認識が変わり、行動が変わるか
私は、そうした見えない教育の設計を、言葉・構造・教材・仕組みとして残していきたいと考えています。
このサイト『現場教育ラボ』は、現場で軽く扱われがちな判断基準や暗黙知を見える形に変え、若手が育ち、教える人の価値も正しく伝わる教育を作るための研究と実装の記録です。
主な発信テーマ
- 教育設計
研修・OJT・技術継承を、若手が育つ流れとして組み直す - OJT設計
現場でどう教え、任せ、フィードバックし、定着させるかを整理する - 若手育成
1on1、仕事への向き合い方、認識の変化、行動の変化を見る - 技術継承
ベテランの判断基準・暗黙知・現場の勘所を、次の人に渡せる形にする - 教える人の育成
OJT担当・教育担当・ベテランを孤立させず、教える貢献が報われる仕組みを考える
大切にしていること
私が大切にしているのは、現場の価値を奪わないことです。
職人の技術や判断基準は、簡単にマニュアル化できるものではありません。
長い時間をかけて身につけた見方、違和感、判断の順番があります。
だからこそ、それを雑に切り取るのではなく、本人の価値が伝わる形で言葉にしたい。
会社にも通り、若手にも伝わり、教える人の貢献も残る。そんな教育の形を作っていきたいと考えています。
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